到着客にぎやかに歓迎
- 2015年03月08日
- 社会・経済
南ぬ島空港が開港2周年
スカイ撤退で業界に緊張感
スカイ撤退で業界に緊張感
南ぬ島石垣空港が開港2周年を迎えた7日、石垣市と八重山ビジターズビューロー(YVB)などは到着ロビーで歓迎セレモニーを開き、到着客を歓迎した。同空港は2013年3月7日に開港。格安航空会社の参入や本土直行便の増便で14年の乗降客数は232万5230人、観光入域客数は112万1622人と2年連続で過去最高を記録している。スカイマークの撤退表明で航空運賃引き上げが懸念される中、観光業界は課題解決に向けて決意を新たにした。
YVBは同日午後、到着ロビーに歓迎ブースを設置。マスコットキャラクターの「ぱいーぐる」「ピカリャ〜」とミス八重山も参加して到着客にちんすこうや黒糖、ポストカードを配布し喜ばせた。
高嶺良晴理事長は「観光入域客数は予想以上に目標値を達成しているが、スカイマークの撤退で航空運賃がどうなるのか懸念もある。また観光客1人当たりの消費額をいかに引き上げていくかも今後の課題だ」と述べた。与那国島の観光誘客強化にも触れ、「座席数を確保するために航空会社にジェット化をお願いしていきたい」と話した。
竹富町観光協会の上亀直之会長は「昨年は日帰り観光客も宿泊客も増えているが、観光客が1日に回る離島の数が減っている。町役場が進めている民宿泊支援システムを充実させ、宿泊数を伸ばすための取り組みを浸透させていきたい」と滞在型観光を強化する考えを示した。
一方、同日朝は八重山高校郷土芸能部(佐久川真希部長、部員22人)が到着ロビーで踊りを披露し、観光客をにぎやかに歓迎した。
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