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名蔵アンパル正式にラムサール登録

日本から20カ所を追加認定
湿地の保全と利用義務付け
【那覇】石垣島西部に広がるマングローブ林と湿地帯からなる名蔵アンパルが8日付で、ラムサール条約に登録された。アフリカで同日開催されたラムサール条約第9回締約国会議で、「国際的に重要な湿地に係る登録簿」に掲載された。県内ではアンパルと慶良間諸島海域が新たに追加、締約湿地は3カ所となった。 環境省は専門家による候補湿地の選定を行った上で国内法による保護措置の適用、関係自治体の賛意の確認、条約湿地の指定など登録のための条件整備を進めてきた。今回新たに国内20カ所の湿地が登録され、既登録を含め33カ所となった。 登録された湿地について国は保全や管理を進め、3年ごとに開かれる締約国会議で保全状況を報告しなければならない。 名蔵アンパルの湿地は名蔵川河口部の干潟とマングローブ林を中心とした157ヘクタール。亜熱帯地域の多様な自然環境がまとまって存在している。水鳥、八重山特有の猛きん類など多様な鳥類が生息しているほか、底生動物、甲殻類など多様性も高い。 【ラムサール条約】「特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約」が正式名称。湿地特有の動植物、特に水鳥の生息としての湿地の保全や適正な利用を義務づけている。1975年に発行、日本は80年に加入した。 ■大浜長照市長/観光や教育に生かしたい 八商工の甲子園出場に次ぐビッグニュース。この日を待っていた。アンパルはマングローブや鳥類、カニ類が豊富。これを機会にもっと大切にしたい。日本最南端のラムサール条約の登録地なので、観光や教育などいろ んな場に生かしていきたい。まずは保護をしっかりする。登録されたことで次世代につなげることができる。地元で登録を歓迎するイベントも打ちたい。 ■稲嶺恵一知事/地元と連携し湿地の保全を 豊かな自然環境を県民、国内の方々に広く知ってもらい、賢明な利用というラムサール条約の理念の下、湿地の保全、持続的な利用について地元とも連携して普及啓発を図っていきたい。 ■崎山陽一郎さん(日本野鳥の会八重山支部前支部長)/アンパルにもっと理解を 登録湿地にしようと約20年前からみんなで協力していろいろな運動を行ってきただけに喜ばしい。渡り鳥のルートの最後がアンパルで、水鳥だけでなく、陸鳥や猛きん類にも重要な場所。現状のまま手をつけずに残しておきたい。登録されたから良しというのではなく、今後は市民1人ひとりがアンパル全域の保全に対し、もっと深い認識を持つべきだと思う。

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