中華航空が運休 需要伸び悩み、採算取れず
- 2014年12月07日
- 社会・経済
「冬場の魅力発信が必要」
中華航空の石垣台北路線が6日から運休した。来年3月28日までの予定。同社沖縄支店によると、冬場は搭乗率が低く、採算が取れないため運休に踏み切った。一方、来年2月19日の旧正月に台湾で大型連休に入るのに合わせて、8本の運航を検討しているという。石垣市はこれに合わせ、誘客の目玉として花火大会を企画している。
中華航空は10月28日から冬季運航を開始、来年3月末までに週2往復4便を運航する計画だったが、当初から搭乗率が懸念されていた。
沖縄支店によると、台湾では冬場、雪を求めて北海道などに旅行需要がシフト、石垣島からの送客も伸びないことから、搭乗率が低下していた。中山義隆市長や石垣市観光交流協会の高嶺良晴会長らは11月24日、台北の同社に出向き、継続運航を要請していた。
高嶺会長は「継続を要請したが、集客が難しく、ツアーが組みにくいと聞いた。ただ、旧正月期間に8本を運航することになり、私たちの要望に少しでも応えようとしてくれている。冬場の魅力ある商品開発を行うとともに、行政などと協力して誘致活動を強化していきたい」と話した。
同支店営業課の岡野直課長は「雪に代わるような石垣島の魅力を発信することができればチャンスはあると思う。私たちも、石垣島への台湾観光客を取り込めるよう努力していきたい」と話した。
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