診療費の収納に理解を 県立八重山病院
未収金対策強化月間で呼びかけ
「まずは支払い相談を」をスローガンに、県立八重山病院(依光たみ枝院長)は5日午前、職員らが来院者にチラシを配布し、診療費の適正な支払いを呼びかけた。同病院では支払いに困っている患者に対しては分割の相談なども受けている。11月の「未収金対策強化月間」に合わせて実施した。
同病院がまとめた診療費の未納額(累計)は9月末時点で2億1929万4144円と、前年同月比で374万円余(1・7%)増加している。
今年2月に電子カルテを導入したことで、医師が診療費未納の患者のデータも共有し、診察の際に納入を呼びかけている。また、クレジットカードでの支払いを導入するなど支払いやすい環境の整備にも取り組んでいる。
依光院長は「県立病院は皆さんの診療費で成り立っているので、地域医療を守るためにも診療費の収納に理解協力をお願いしたい」と話した。
支払い能力があるのに診療費を収めない患者や、連帯保証人に対しては最終的に民事執行法に基づき、強制執行で財産差し押さえなどの措置をとることにしている。
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