伊原間中、環境学習で優秀賞
- 2014年11月01日
- 地域・教育
「良いモデル」と高評価
「生物多様性アクション大賞2014」(国連生物多様性の10年日本委員会主催)の「ふれよう部門」で、伊原間中学校(仲田森和校長、生徒34人)の外来生物問題をテーマにした環境学習が優秀賞(5団体)に輝いた。30日に東京都で開かれる授賞式で5団体がプレゼンテーションを行い、大賞が決定する。同校から伊波萌那さん(1年)と多良間陽織さん(同)が出場する。
同大賞は▽たべよう▽ふれよう▽つたえよう▽まもろう▽えらぼう−の五つのアクションに貢献する団体や個人の取り組みを表彰し、生物多様性の主流化を目指すもの。全国から124点の応募があった。
同校は環境省とエコツアーふくみみ(大堀健司代表)の協力を得て、「知ろう伝えよう外来生物のこと」をテーマに、特定外来生物のオオヒキガエルを教材にした環境教育プログラムを過去5年間実施してきた。
授業は1年生を対象に行い、㈰外来生物とは何か㈪オオヒキガエルの胃の内容物調査㈫外来生物会議㈬小学校への出前授業|と段階的に学びを深めていく内容。特に出前授業では、学習成果を整理してクイズや寸劇などで説明、小学校低学年にも分かるよう工夫を凝らしている。
審査員は「子どもたちがゲーム形式で楽しみながら学び、生物多様性保全についての理解を深めており、将来性という意味でも大変有意義。生物多様性教育の良いモデルケースになるかもしれない」などと評価。
仲田校長は「今後も学習を続けていきたい」と喜び、大堀代表は「生徒たちには社会に出た時に学んだことを思い出してもらい、自分のみならず周りの人にも伝えられるような大人になってほしい」と期待した。
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