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猪垣35カ所機能せず 野底林道-浦底越道

倒木で押しつぶされた猪垣=15日午後(農地・水・環境保全の会提供)

倒木で押しつぶされた猪垣=15日午後(農地・水・環境保全の会提供)

環境保全の会が確認 農作物被害を懸念 市に補修点検を要望

 伊野田地区農地・水・環境保全の会(仲原清正会長)がこのほど、野底林道から浦底越道(クイツ)まで約3㌔の猪垣を点検したところ、土砂崩れや抜け穴など、猪垣として機能していない部分が35カ所確認された。イノシシはここからほ場へ侵入しているとみられ、同会の仲原会長は市に管理と定期的な点検を要望。市は「猪垣補修のための事業はないが、補修資材の提供を検討したい」(半嶺重行市むらづくり課長)としている。

 猪垣の点検作業は地域住民と農家が一体となって農業用施設の維持管理と農村環境の向上を図る「農地・水・環境保全向上対策」の一環。今月14日から2日間、会員4人が参加して猪垣沿いの雑木などを伐採しながら点検した。

 点検した場所では、イノシシが掘ったとみられるフェンス下の抜け穴のほか、土砂崩れが約510㍍にわたって15カ所、土砂だまりが約30㍍にわたって4カ所確認された。

 崩れた場所や土砂がたまった場所からはイノシシが容易に出入りできることから、周辺ほ場での農作物被害が懸念されている。

 仲原会長は「せっかく作った猪垣も点検・補修しなければ宝の持ち腐れ。市で管理や定期的な点検をしてほしい」と、市に対策を求めた。

 これに対し、市むらづくり課の半嶺課長は「猪垣を補修する事業がなく、予算確保が困難だが、補修資材を提供することはできるかもしれない」と述べるにとどめた。

 猪垣は、市の北西部の山すそを中心に広範囲にわたって整備されているが、補修点検が十分とはいえず、毎年のように農作物のイノシシ被害が発生している。

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