八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

道路維持管理に四苦八苦 八重山土木事務所

植栽マスの維持管理対策として設置された緑化コンテナ。委託契約が切れ、業者がハイビスカスなどを撤去したため、空の状態が続いている=5月下旬、国道バイパス

植栽マスの維持管理対策として設置された緑化コンテナ。委託契約が切れ、業者がハイビスカスなどを撤去したため、空の状態が続いている=5月下旬、国道バイパス

追いつかぬ雑草除去に県は植栽マスを透水性のあるコンクリートで覆っている=5月下旬、県道富野大川線

緑化コンテナから花消える 実は委託契約切れ 雑草対策にあの手この手

 県八重山土木事務所が国道の植栽マスの維持管理対策として730交差点を起点とする国道バイパスなどに設置した緑化コンテナから花が一斉に消え、住民から「これでは宝の持ち腐れ」という声が上がっている。コンテナには鉢植えの花を入れる直径20㌢の穴が三つあるが、空になっているため、中には空き缶が捨てられるケースも出ている。

 土木事務所によると、コンテナが空になったのは緑化と維持管理を任せている造園業者との契約が終了したことによるもの。同事務所維持管理班では「来週にも別の業者と委託契約が完了するため、7月初めには元通りの状態にしたい」と話している。

 緑化コンテナは、県が沖縄振興特別推進交付金を活用して道路植栽マスの維持管理対策を目的に考案した沖縄フラワークリエーション事業の一環。

 2000万円を投じ、2012年度から13年度にかけ、730交差点から市街地の国道バイパスや南ぬ島石垣空港入り口に計240個を設置した。コンテナは縦58㌢、横1.3㍍、高さ58㌢のコンクリート製。

 県では、沿道を沖縄らしいハイビスカスやブーゲンビレアなど熱帯花木で飾ることを決め、コンテナの緑化と維持管理は委託契約を結んだ造園業者に任せてきた。

 設置当初、地域住民からは「南国らしくていい」「管理がうまくいくのか」などと反応も千差万別だった。

 今回の出来事はいわば、委託契約切れによるハプニング。維持管理班の入高島利之班長は「緑化コンテナの花は切れ目なく続けたいが、準備期間があるため、こういう結果になった」と話す。

 県は国道や県道の植栽マスに繁茂する雑草の除去に四苦八苦して

おり、「財政難の影響でこれまで年4回の維持管理が予算の削減で年2回に減らされ、対策に苦慮している」(入高島班長)という。

 観光立県の沖縄。観光客を気持ちよく迎えるためにも、予算の効果的な使い方や創意工夫が求められている。

  • タグ: 道路維持管理
  • ※本コメント機能はFacebook Ireland Limitedによって提供されており、この機能によって生じた損害に対して株式会社八重山毎日新聞は一切の責任を負いません。

    関連するニュース

    • 関連するニュースはありません。

    ページ移動

    キーワード検索フォーム