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低コスト肉用牛生産で実験 独自ブランドも視野

琉球大学農学部と連携し、褐毛和種の放牧肥育技術を実証する実験に参加している八重山農林高校畜産科の3年生たち=10日午後、同校牧場

琉球大学農学部と連携し、褐毛和種の放牧肥育技術を実証する実験に参加している八重山農林高校畜産科の3年生たち=10日午後、同校牧場

琉大農学部、八重農

 石垣島で取れる餌や牧草を使って低コストな肉用牛生産を行う放牧肥育技術の実証実験が八重山農林高校の牧場で行われている。琉球大学農学部が国の助成を受け、地域連携事業の一環として昨年度から3年計画で同校とともに実施しているもので、「八重農の銘柄牛」づくりも視野に入れる。

 実験に使用する熊本産の褐毛和種3頭は10日午後、同牧場に運ばれた。来年8月には出荷し、通常の肥育牛との比較を行う。

 同部の川本康博教授によると、琉大側は、石垣島が県内で唯一放牧中心の繁殖をしており、気候にも恵まれていることなどに着目。牧草の成長が早く、生産量も日本のトップレベルにあることから実験場所に選んだ。

 同実験では昨年、同牧場にジャイアントスターなどの牧草を植えている。ビールかす、カルシウムなど石垣島で手に入るものを利用した餌の配分なども研究。

 今後は、牧草地60アールを3分割し、この日運び込んだ褐毛和種3頭を2週間ごとに移動させることによって牧草を確保し、餌にかかるコストの低減を図る。牛が食べた牧草や餌の量も分析し、肉質評価に生かす考え。

 川本教授は「“オール石垣島”の牛肉を作りたい。島の肉用牛生産に将来貢献することになるだろう」と話す。八重農畜産科実習助手の伊野波彰さんは「大学と連携することで今までと全く違った取り組みができるようになった」と期待している。

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