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「白タク」が横行 タクシー業者、取り締まり求める声

クルーズ船の寄港時に市は台湾語で白タクの乗車に注意を促す看板を設置

クルーズ船の寄港時に市は台湾語で白タクの乗車に注意を促す看板を設置

八重山署、行政は対応に苦慮

 台湾からのクルーズ船が寄港し、多くの外国人観光客が来島するなか、石垣港で台湾人観光客に対して旅客運送業の許認可を受けずに自家用車やレンタカーで有償運送を行う通称「白タク」が横行していることが23日までに分かった。八重山署でもこの事実は確認しているものの「現金の受け渡しが確認できないと立件できない」と対応に苦慮している。

 港で乗船客の乗車を待つタクシー乗務員からは「目の前で堂々と客を取っていく」と、その実態を示し「行政や八重山署の野放し状態にあきれている」と怒りをぶつける。市観光文化スポーツ局では「台湾人観光客に看板で周知している」と説明するが、状況は改善されていない。

 (社)沖縄県ハイヤー・タクシー協会八重山支部(平良俊明支部長)によると、白タクは昨年9月ごろからクルーズ船が寄港する月、木曜日に行われ、運転手らは台湾語でコミュニケーションを取りながら港外で客引きして乗車させるという。八重山署にも相談したという平良支部長は「支部としても注意しているが辞めるそぶりはなく、逆に反発してくる。会社の売り上げに大きく影響するので何とかしてほしい」と訴える。 

 一方、白タク行為の疑いがある合同会社の代表社員は、本紙の取材に対し「現在、自家用車3台で運行している。(タクシー会社と)競争する意識はないので怒る理由が分からない。逆にこっちが地元に還元している立場」と憤りながらも有償運送を認めた。旅客運送業の認可については「担当ではないので分からない」と答えるにとどめた。

 沖縄県総合事務局陸上交通課によると「(白タクは)現金の収受を確認しないと立件は難しいが、疑いが高い場合は警察と連携して実態調査を行う。疑いのある合同会社は認可を受けてはいない」という。

 市観光文化スポーツ局では「白タクを利用しないよう台湾語表記の看板で周知している。八重山署とも相談しながら対処したい」と対応を検討する方針。

 同支部では、引き続き一刻も早い対応を行政と八重山署に求めるとしている。

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