綱引き、4年ぶり復活 黒島牛まつり
- 2014年02月24日
- 芸能・文化
ペイントアートも作品多彩に
【黒島】「小さな島から見いだす大きな可能性」をテーマにした第22回黒島牛まつり(同実行委員会主催)が23日、黒島多目的広場で開かれた。島内外から約4000人(主催者発表)が訪れ、4年ぶりに復活した牛との綱引きや牛が1頭当たる抽選会など多彩なイベントを満喫した。参加者が牧草ロールに自由に絵を描く「牧草ロールペイントアート」や黒島にちなんだクイズも初めて行い、投票数の多かった作品や成績上位者を表彰した。
開会式で宮良りみ実行委員長は「小さな島の手作りイベントを盛り上げていただき、牛づくしの1日を満喫してほしい」とあいさつ。服部邦雄公民館長も激励した。
4年ぶりとなった牛との綱引きでは、5チーム25人が体重約800㌔のミルクユガフ笑軍(しょうぐん)に挑戦したが、圧倒的な力の差で完敗した。
舞台は黒島小中学校の「黒潮太鼓」で幕開け。黒島出身の島仲久、北谷出身でシンガー・ソングライターのYoshitoo!、きいやま商店、八重山モンキーのライブや、石垣第二中学校郷土芸能部の舞踊などが次々に繰り広げられた。
初企画となった牧草ロールペイントアートでは、竹富町への思いを込めて水牛車を描いたものや、結婚を記念し、祝福のメッセージを描いたものなどバラエティーに富んだ個性的な作品が並び、人々の関心を集めた。
グルメコーナーでは、牛汁や牛そば、牛丼、ステーキ、モモ焼き、黒島産のアーサ汁などが販売され、参加者が島の味に舌鼓を打った。
牧草ロールを飛び越え、一輪車を押してタイムを競う恒例の「ジャンプdeロール」や、牧草ロール転がし、子牛や子ヤギとの触れ合いコーナー、体重当てクイズなども行われ、観客が楽しいひとときを過ごした。
体重当てクイズでは、竹富町商工会経営指導員の石川雄大さん(28)がピタリ賞、夢の牛の抽選会では、大学の卒業旅行で訪れた京都府亀岡市の島本竜太さん(21)が当選し、牛1頭を獲得した。
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