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台風で実家が壊滅的被害 比出身の上原マリベルさん

石垣市内に住む友人のフィリピン人と電話をしながら、郷里の様子をインターネットで見る上原マリベルさん=14日午前、石垣市登野城の自宅

石垣市内に住む友人のフィリピン人と電話をしながら、郷里の様子をインターネットで見る上原マリベルさん=14日午前、石垣市登野城の自宅

家族は避難所生活 直接連絡も取れず…

 観測史上最大級といわれる台風30号で壊滅的な被害を受けたフィリピン、レイテ島タクロバン出身の上原マリベルさん(39)=石垣市登野城=は、父親のマメルトさん(74)ら現地で暮らす家族10人が自宅を失い、避難所での生活を余儀なくされている。安否は確認できているものの、台風の襲来から6日たった14日になっても直接連絡を取る手段がないままで、マリベルさんは「大変だったようだ。実家は家がなくなった。食べ物や水が全然ないので、子どもたちが病気にかかっているようだ」と不安を募らせている。

 タクロバンはレイテ島の中心都市。マニラの南東約580㌔に位置する。人口約20万人。台風30号では多数の犠牲者が出ており、建物が一面に破壊された様子などが報じられている。

 マリベルさんは台風の襲来が報じられて以降、インターネットの交流サイト、フェイスブック(FB)を通じて知人と連絡を取り合い、家族の無事を確認した。家族は今後、セブに住むマリベルさんの弟の元へ一時的に身を寄せることにしているが、タクロバンからの移動がままならず、避難所で過ごしているという。

 マリベルさんは14日午前、「最新の情報が知りたくて、FBの更新を繰り返している。家族はレイテ島を出ようとしているが、いつ飛行機に乗れるか分かっていない」と、涙を浮かべながら話した。

 市によると、2011年末現在、市内の外国人登録者258人のうち、フィリピン人は50人(19・4%)で最も多い。マリベルさんの元には、市内に住むフィリピン人の友人から気遣いの声が届いており、青木ロサリアさん(44)は「マリベルさんが随分暗い顔をしていたので、『命が助かっただけでも良かった』と励ました」と話した。

  • タグ: 台風
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