「接続率の向上を」 下水道の日
市街地はまだ50.82% 市と工事業者が普及活動
第53回下水道の日の10日、石垣市は下水管敷設や接続の工事を担う業者と接続を呼びかける活動を行った。下水道の役割などをPRするパネルを市役所ロビーに展示している。公共下水道の接続率は50%前後で推移。接続率が上昇しても供用開始区域の拡大によって接続率が下がるという傾向が続いており、対策が求められそうだ。
市街地を対象にした公共下水道は今年8月末現在、対象6973世帯のうち3544世帯が利用し、接続率は50.82%。川平地区の特定環境保全公共下水道は76.80%と高い。2006年度に供用開始した宮良・白保の農業集落排水は宮良で42%、白保で23%にとどまっている。
普及活動に先立ち、市役所ピロティで行われた出発式で中山義隆市長は「下水道は日常生活のほか、海や川などの水質保全に重要な役割を担う。美しい自然環境を守るため、下水道は大きな役割を担う」と強調した。
この後、職員と業者らが大型店8店舗で普及活動を展開、買い物客らにチラシや下水道グッズを配布してPRした。
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