上原小、新校舎で2学期スタート
- 2013年09月03日
- 地域・教育
【西表】上原小学校(宮良信浩校長・児童47人)の校舎落成式典・祝賀会が2日午後、中野わいわいホールで開かれた。午後2時から同校でテープカットと記念植樹、見学会を行った後、中野わいわいホールに場所を変えて開かれた落成式には児童や保護者、大勢の地域住民が来場。創立64周年を迎える同校の新しい校舎完成を地域を挙げて祝った。同校体育館も改築中で来年2月末には改築工事を終える。
同校の旧校舎は1982年に建設され、築32年が経過していたため、昨年11月に新校舎を着工。鉄筋コンクリート造、2階建て、建物面積1222平方㍍でコンピューター室や放送室など1階を特別教室棟、2階を普通教室・管理棟として整備。
2階建てになったことで運動場も広がり、災害時の避難経路として2階ベランダから直接、校舎南側の高台につながる通路を設置している。総事業費は3億6500万円。
また、隣接する同校体育館も83年に建設され、築32年が経過したことから今年8月に屋内運動場改築工事に着手。鉄筋コンクリート造2階建てで建物面積894平方㍍とこれまでの680平方㍍から214平方㍍広くなった。総事業費は3億800万円で来年2月末に完成する。
落成式では川満栄長町長と慶田盛安三教育長の祝辞の後、児童らが創作獅子を披露。児童を代表して村田太陽子さん(6年)が「長い夏休みが終わり、今日から新しい校舎で2学期が始まる。校舎が2階建てになり、教室の窓も大きく、鳩間島や海が見渡せる。このような場所で勉強できるのは自慢したくなるほどうれしい」と新校舎の完成を喜んだ。
下地良昭PTA会長のあいさつの後、宮良校長は「創立以来758人が本校を巣立ち、歴史と伝統を築き上げてきた。校舎改築で自然とマッチした近代的な校舎に生まれ変わり、新しい学び舎で歴史を作り上げていく47人の子どもたちが、未来に羽ばたく大きな夢を実現することを願っている」と礼を述べた。
続いて行われた祝賀会では、うえはら幼稚園の園児らによる豊年音頭や青年会の舞踊、船浦中学校の生徒らがブラスバンドを披露するなど、地域を挙げて新校舎の完成を祝った。
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