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離島高校生就学支援、寮費を満額受給できず

離島高校生就学支援補助金の支給要件に食費が含まれず、寮費の全額支給が行われなくなった。写真は八重山高校の寄宿舎(1月)

離島高校生就学支援補助金の支給要件に食費が含まれず、寮費の全額支給が行われなくなった。写真は八重山高校の寄宿舎(1月)

食費は補助の対象外 約6割の生徒が経済的影響

 高校がない離島出身高校生の居住費や通学費の一部を補助する離島高校生就学支援事業で食費が補助対象外となり、本年度から食費と居住費を含む寮費を満額支給できなくなることが8月31日までに分かった。竹富町教育委員会によると、県教育支援課から食費と居住費を分けて計算するように説明があり、町出身の高校生69人のうち、寮から高校に通っている約6割の生徒は同補助金を満額受け取ることができなくなるという。

 同事業は文部科学省のへき地児童生徒援助費等補助金と県の一括交付金を活用し、国が4分の1、県が2分の1、市町村が4分の1を負担。2012年度は生徒1人当たり、年額15万円(上限)を補助。13年度は上限額を24万円に増額した。

 町教育委員会教育課によると、町出身高校生のうち約6割が寮から高校に通っている。郡内3高校の寮費は2万ー2万5000円でこのうち、居住費は5000ー7500円。食費は1万5000ー2万円。

 同補助金の支給要件には食費が含まれていないことから、食費を除いた居住費の支給額は年額6万ー9万円で帰省などにかかる船賃を足しても満額の年間24万円には届かない計算となる。

 一方、アパートなどから高校に通う場合には、賃貸料が居住費として認められるために支給対象となり、同補助金を満額受け取ることができる。

 竹富町内の保護者の1人は「補助してくれるのはうれしいことだが、補助金を満額受け取れないということを初めて聞くので困っている」と困惑した様子。町教委の浦崎喬教育課長は「制度の趣旨を考えると、経済的な理由でアパートを借りずに寮から高校に通っている生徒を支援すべきなのではないか」と話し、町独自の支援策を打ち出せないか執行部と調整を進めていくという。

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