しまくとぅばを継承へ 那覇
あす、活動展開の連絡協設立
【那覇】しまくとぅば連絡協議会設立準備委員会(照屋義実代表)が27日午後、県庁で会見し、同協議会について概要を説明した。30日に那覇市で開く総会で設立する予定で、県内各地、島々に伝わる「しまくとぅば」の復興と継承を目指す。将来的には八重山にも同様の団体の設立を呼びかけ、全県的な活動にしていきたい考えも示した。
同協議会は、しまくとぅばの普及継承が目的。会の趣旨に賛同する個人団体を会員に組織し、会費や寄付金などで事業を展開していく。しまくとぅばは、本島内や離島圏でそれぞれ異なるため、八重山や宮古でも団体を設立してもらい、連帯した取り組みにしていきたい考えだ。
設立後は、行政や学術機関とも連携し、しまくとぅばに関する調査研究や情報の発信、イベントの企画、教育の実践など事業を行っていく予定で、振興推進に向けた県条例の制定も目指して要請活動も行っていく。
県商工会連合会会長で元県教育委員会委員長の照屋代表は「八重山は芸能の宝庫で、無形文化財の多くが集中している。この文化を支えてきた八重山独自の言葉を若い人たちにつないでいく必要がある」と述べ、協力を求めた。
問い合わせは、同協議会設立準備委員会事務局(098ー943ー6945)。
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