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2008年11月から運休している波照間空港…

 2008年11月から運休している波照間空港の再開に仲井真知事が前向きな姿勢を示したことで、島では空路再開に期待感が高まっている。しかし一方で「採算面で就航は困難」とする調査結果も県から明らかにされ、前途は多難だ▼1972年11月緊急着陸用飛行場として開設された波照間空港は、当初の19人乗りから9人乗りに機材を縮小し運営してきたが、県と町が財政支援しても採算が取れず運休。以来波照間は海路しかない▼しかしその海路も時に生活物資が滞るなど欠航が多々あり、夏場も南風が吹く時期は船酔いする観光客らが少なくない。そのため3年前に急逝した筆者の同期生の美底清照元竹富町議が「年寄りや子ども、島の活性化のため」訴え続けた空路の再開が強く望まれてきた▼知事は「新たな航空会社をつくってでも」と理解を示したが、それが現実には難しいのは確か。しかしだからこそ離島には政治の力が必要だ▼竹富町で西表に次ぐ人口規模を誇った波照間は、かつて1300人余もいた人口が、現在は約530人に激減した。空路の閉鎖と無縁とは思えない▼知事はユニバーサルサービスを標榜して離島振興に人一倍積極的だが、それこそ政治の力で空路を再開、海路も強化して日本最南端の島に再びかつての活気を取り戻したい。(上地義男)

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