声からし最後の舌戦 沖縄選挙区
- 2013年07月21日
- 政治・行政
【那覇】参院選は21日、投開票される。当落は午後11時30分すぎには判明する見通し。沖縄選挙区(定数1)に立候補している幸福実現党公認で新人の金城竜郎氏(49)、無所属で新人の新島メリー氏(67)、自民公認で新人の安里政晃氏(45)=公明推薦=、社大党委員長で現職の糸数慶子氏(65)=社民、共産、生活、みどり推薦=は最終日の20日、大票田の那覇市などで遊説しながら最後の訴えを行い、有権者に支持を求めた。
金城氏は、県内各地の主要漁港、那覇市、浦添市で演説。普天間基地を一周する街宣も行いながら宜野湾市で活動を締めくくった。那覇市役所前で行った演説では「私は県民の命と財産、自由を守り切るためには日米同盟を堅持し、日米が共同して中国の脅威に対する抑止力を効かせていかなければならないと考えている。だからこそ、普天間基地は、日米が合意した通り辺野古へ移設すべきだ」と強く主張した。 新島氏は、南風原町や南城市を回りながら那覇市で最後の演説を行い、平和の大切さを強調した。那覇市首里の演説では「普天間基地やその辺野古移設など、基地はどこに持っていっても地球は丸い。まずは憲法9条を世界遺産に登録させよう。この地球に人殺しのための軍事基地はいらない。万国津梁は、世界の人と人をつなげる架け橋。それが沖縄の使命であり私のモットーだ」と思いをマイクにぶつけた。 安里氏は、那覇市の辻立ちで始動。中央からの応援とともに南風原、与那原、八重瀬町、糸満、豊見城市の街頭で遊説し、那覇市内のむつみ橋で演説を打ち上げた。糸満市の兼城交差点の演説では「皆さんの力をいただき、沖縄の未来、子どもたちの未来をつくっていきたい。どうか皆さんの力強い支援で沖縄の未来を託してほしい。最後の最後まで力強い応援、ご支援をお願いしたい」と声を振り絞った。 糸数氏は、団地や人通りが多い国際通り、公設市場も回りながら支持を求め、那覇メインプレイスの演説で選挙戦を終えた。那覇市首里の演説では、現政権を批判しながら「皆さんが送っていただいた平和の1議席が今ほど必要な時期はない。憲法を変えていこうとする政権にノーを突きつける大事な議席だ。私は庶民の味方。暮らしが脅かされることのない沖縄を、日本の国をつくる決意だ」と力を込めた。
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