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地域の象徴の一つに「旗頭」がある。各地域に…

 地域の象徴の一つに「旗頭」がある。各地域に数々の伝統的な旗頭があり、豊年祭の中心を飾っている▼先日、竹富町古見の旗頭が約50年ぶりに復元された。以前の旗頭は過去の大型台風で保管していた公民館ごと壊れ、残っていたのは公民館名と紋章が入った旗のみ。それを地域の長老・仲本芳雄さん(88)の記憶を頼りに復元したという▼復元したのは、古見出身の新盛一雄さん(58)、和枝さん(63)、基代さん(61)の3兄弟。一雄さんの「古見にも昔は旗頭が在った」という幼少期の思い出と「父が作った旗頭を復元したい」という強い思いが復元を思い立たせた▼長老の仲本さんの記憶を頼りに他の旗頭を見たり、インターネットで調べたり、試行錯誤の末の復元だったようだが「自分なりに昔の旗頭に似せてできたと思う」と一雄さん。地域住民に披露し、約50年ぶりに地域で立てられた旗頭に「感無量」の喜び▼古見では10月の「十五夜祭り」で旗頭の奉納と綱引きを行うのが古くからの伝統。旗頭の復元で公民館では、十五夜祭りの伝統も復活させ、地域の結束を図るという▼太陽をあしらった旗頭に「五風十雨」の旗文字と公民館の紋章がたなびく旗頭。新しい地域の象徴として永く引き継がれ、古見集落の伝統を背負っていくことだろう。(下野宏一)。

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