八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

受難の歴史をのりこえ復活へ 尖閣諸島のアホウドリ

2001年、北小島で100年ぶりに確認
 アホウドリは国の特別天然記念物で現在、伊豆諸島の鳥島と尖閣諸島の南小島と北小島にしかおらず、100年ほど前までは、北太平洋のいたるところで見られる海鳥だった。  人間の羽毛採取で乱獲され、一時絶滅の危機にひんしたが、1971年、尖閣諸島の南小島で、12羽が再発見された。  2001年の12月、北小島で卵を抱いていると思われる1羽のアホウドリの撮影に成功し、100年ぶりの発見となる。翌年の2月と5月には長谷川博教授(東邦大学)が同行し、成長したひなを撮影する。長谷川博教授によれば、アホウドリの寿命は20年、中には50年生きているものもいるそうだ。この長命のおかげで少数ながら生き残っていた一群が、尖閣諸島に安住の地を求めたかもしれない。  鳥島では長谷川教授たちの努力で、十数羽程度に減少していたアホウドリを約3000羽に増やすことに成功している。尖閣諸島は中国や台湾と領土問題があり、うかつに近寄れない。このことが逆にアホウドリの繁殖拡大に寄与したことは事実だろう。大型の海鳥が優雅に飛び交う環境は、領有権と切り離して別の次元の問題として人類が共に考えるべきで、周辺諸国共同による繁殖研究が模索されてもよいのではないか。
  • タグ: 天然記念物尖閣諸島
  • ページ移動

    キーワード検索フォーム