竹富町土改区が解散 各地区ごとに維持管理へ
- 2012年07月24日
- 政治・行政
竹富町土地改良区(清算人代表・西大舛髙旬理事長、組合員215人)の清算総代会・清算結了総代会が23日午後、石垣市商工会ホールで開かれた。総代会では清算事務や残余財産の処分方法が承認され、同土地改良区は正式に解散した。防風林や管理用道路などの土地287筆(24万5858平方メートル)は町に譲渡され、今後は水利組合などを中心に各地区ごとに維持管理活動を行っていく。
同改良区は2003年2月に波照間、上原、大富、豊原土地改良区が合併して設立。改良区業務の合理化を図り、施設の維持管理を中心に運営してきたが、事業を行うための借入金を完済し、当初の目的を達成したため、解散することとなった。
総代会では土地改良区財産譲渡について、土地改良区と町、波照間・大保良田水利組合の4者で覚書を締結(3月21日)し、土地改良区解散認可申請(3月23日)、解散認可(4月4日)までの清算事務が報告された。
2011年度収支決算では一般会計1977万円、財政調整基金や清算金など4特別会計の総額1906万円の決算、1437万円の流動資産や各地区100%の賦課金徴収調書や公庫借入金の完済を報告。
11年度決算の繰り入れから、清算人報酬や職員給与、退職金、総代会費など総額1512万円を支出し、収支ゼロとする12年度予算が承認された。
終了後に開かれた祝賀会で西大舛理事長は「無事に清算を終えて感無量だ。各土地改良区の組合員には長い年月にわたる協力に感謝している。今後も多くの人々が土地改良区事業に参加したことを忘れず、農業生産に励んでいきたい」と礼を述べた。
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