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タイマイ38頭を放流「野生復帰プロジェクト」研究成果に期待

 【黒島】ウミガメの施設内繁殖の研究で知られる名古屋港水族館(祖一誠館長)と、タイマイの産卵が6年連続確認されている黒島の日本ウミガメ協議会附属黒島研究所(若月元樹所長)は14、15の両日、昨年に続き「タイマイ野生復帰プロジェクト」の一環として同水族館で2009年に産卵・ふ化したタイマイ38頭を黒島から放流した。  同水族館とNPO法人日本ウミガメ協議会の共同研究として昨年から実施。水族館で育てられたタイマイが自然環境に適応し、野生の中にとけこんでいけるのかなどを調査する。  第2回プロジェクトでは去年10月から現地の環境になれさせるため黒島研究所の飼育水槽で育てた18頭と、比較対象で放流前日に輸送した20頭の計38頭放流した。  タイマイはサンゴ礁をすみかに、カイメンやサンゴを主食に暮らすウミガメ。特に黒島の砂浜はタイマイの産卵地としても有名。  今回は名古屋から搬入した20頭と同時に放流し、自然環境への適応の違いなどの比較を試みるとともに、礁池外と礁地内での放流後の動きも探るため、伊古桟橋と仲本海岸からそれぞれ19頭ずつ放流、放流後は潜水による追跡なども実施した。  名古屋港水族館でウミガメを担当する岡本仁さんは「現地での飼育期間や放流した場所によってどのような違いが見られるか楽しみ。結果が出るまでに時間がかかるが、長い目で見守りたい」と述べ、研究成果に期待した。(黒島通信員)

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