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一つのエピソードから紹介する。ある公共図書館の本を、生徒…

一つのエピソードから紹介する。ある公共図書館の本を、生徒が間違って学校図書館に返した。書架整理中に気付いた学校司書は、その本を関係図書館に届けた▼そして親切な学校司書は、こう言った。「借りた図書館にきちんと返すように個人指導をしたいので、生徒の名前を教えてほしい」と。だが公共図書館の職員は断った。さて、この対応は正しかったのか? もちろん正しかった▼なぜなら、「資料や施設の提供を通じて知りえた利用者の個人名や資料名等をさまざまな圧力や干渉に屈して明かしたり、または不注意に漏らすなど、利用者のプライバシーを侵す行為をしてはならない」(「図書館員の倫理要項」)からだ▼去る2月26日の沖国大南島文化研究所の調査報告講演会で、山口真也同大学教授が、「石垣島における学校図書館活動―読書の自由と個人情報・プライバシー保護をめぐって―」と題して講演している▼この中で同教授は、教師などに貸出記録の閲覧を許している学校図書館の現状について指摘している(本紙28日号)▼図書館では本来、資料が返却された時点で、貸出記録は消去されなければならない。図書館員は当然だが教師にも「図書館の自由に関する宣言」や「倫理要項」について知ってもらうことが必要であろう。(水)

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