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波照間海運の継続運航を 町に貨物輸送支援を要請

「島の死活問題」
黒糖出荷に懸念も
 波照間海運の高速フェリーと貨客船が11日から運休するのを受けて、波照間公民館(新川登館長)は9日午前、竹富町役場と町議会に波照間海運への継続運航と安栄観光への貨物船運航再開に向けた支援を要請した。石垣~波照間航路は新規業者の参入で生活補助航路から外れたことで、波照間海運は燃料価格の高騰や経営難を理由に運休する。再開の見通しは立っておらず、公民館では両社にも要請することにしている。  石垣~波照間航路では波照間海運が200トンの貨客船を運航し、貨物輸送の大半を担っていたことから、運休による生活関連物資の不足、主要産業でもあるサトウキビを原料とした黒糖の出荷など、住民生活への影響が懸念されている。  要請書では「住民にとって大事なことは生活関連物資の輸送航路の確保にあり、石油類が輸送できなければ発電が停止。それに伴い水道供給も止まり、日々の生活が成り立たなくなる」としている。  新川館長は「早急に何とかしてもらわないと生活ができなくなる。住民にとっては2社が運航してくれる方がいい。役場が両社の間に入って状況を動かしてほしい。方法は選ばないので再開をお願いしたい」と訴えた。  1月5日から波照間製糖が操業を開始することから、同席した同社の西村憲社長は「安栄観光の今の輸送体制では黒糖出荷は厳しく、両社で話し合う機会を役場でつくってほしい。企業間競争はいいが、前提は島民に迷惑をかけないことだ」と訴えた。  町議の嘉良直氏は「製糖工場の操業期間中だけでも波照間海運の運航費を補助できないか」、東迎一博氏は「5日の操業開始を控え、タイムリミットもある」と早急な対応を求めた。  これに対し、川満栄長竹富町長は「住民生活に影響を与えていけないことを前提に、会社の社会的な責任も踏まえて両社と話をしているところだ。行政として可能な限り努力したい」と述べた。  西大舛髙旬議長は「島民にとって死活問題だ。場合によっては船会社への申し入れも検討しており、早急に取り組みたい」と答えた。
  • タグ: 波照間島航路存続
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