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相次ぐハブクラゲ被害

昨年は9件発生
正しい応急処置を
 海神祭をすぎると、本格的な海水浴シーズンを迎える。住民のレジャーや観光の目玉でもある八重山の海だが、毎年、ハブクラゲによる刺症事故が発生しており、過去には死亡事例も報告されている。安心・安全に海水浴を楽しむためにも、被害の未然防止や応急処置などについて正しい知識と情報を得ることが重要だ。(高良新輝記者) ■県内での現状  ハブクラゲは、6月初めごろから人体に重度な被害を及ぼす大きさに急激に成長。海水浴やマリンレジャーで海への出入りが多い6月から9月にかけ、刺症被害が多発している。  県内で昨年、届け出があった海洋危険生物の被害状況は合計250件(うち八重山は26件)。このうちの91件(同9件)をハブクラゲが占めている。 ■未然防止・応急処置  県では、ハブクラゲ刺症の未然防止に向け(1)海水浴はハブクラゲ侵入防止ネット内で行う(2)遊泳時には肌の露出を避ける(3)Tシャツなどの着用(4)食酢(5%)を持参するなどを呼びかけている。  また、ハブクラゲに刺された場合は落ち着いて対処し(1)まず海から上がり、激しい動きをしないで近くの人に助けを求める(2)刺された部分はこすらずに、食酢をかけて触手を取り除いたあと、氷や冷水で冷やす(3)応急処置をし、医療機関で治療を受ける。 ■海洋危険生物  県内の海にはハブクラゲ以外にも危険な海洋生物が生息しており、昨年8月には名護市の海岸でダイビングショップ経営の男性がオコゼに刺され、死亡している。  このほか、沖縄近海にはミノカサゴやゴンズイ、ヒョウモンダコ、イモガイなどの危険生物がおり、応急処置法も異なってくる。  ハブクラゲ被害では、応急処置として食酢を使用するが、カツオノエボシやウンバチイソギンチャクには、海水で触手などを洗い流し、氷や冷水で冷やす。食酢を使用すると刺胞の発射を促進することがあり、誤った応急処置をすると、被害を悪化させるため、正しい知識が必要となってくる。  県衛生環境研究所衛生科学班の安座間安仙研究員は「ハブクラゲ情報を確認するとともに、侵入防止ネットの内側でTシャツなどを着用して泳ぎ、被害に遭わないようにしてほしい」と述べ、被害を最小限に抑えるためにも、正しい応急処置を知ってほしいと訴えた。
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