八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

体力回復し自然界へ 大本小でカンムリワシ放鳥

 4月26日に、石垣市開南近くの農業用ため池で保護されたメスのカンムリワシ1羽の放鳥が2日午前、大本小学校で行われた。石垣市内で保護されたカンムリワシの個体数は今年、前年を上回る傾向を示しており、環境省などでは注意を呼び掛けている。  環境省石垣自然保護官事務所によると、今年石垣市内で保護されたカンムリワシは5月までの5カ月間で11羽で、このうちの7羽が死亡。死亡個体数は前年1年間の5羽を上回っており、このままのペースでいけば、保護個体数も前年1年間に保護された19羽を超えるおそれがある。  カンムリワシ・リサーチの佐野清貴代表によると、この日放鳥したカンムリワシは、ため池から頭だけを出して浮いていたところを保護。治療とリハビリで体力を回復した。  放鳥集会は同日午前9時から行われ、全校児童10人でこのカンムリワシの愛称を「ミサ」に決めたあと、佐野代表が輸送用の段ボール箱から「ミサ」を慎重に取り出した。子どもたちから「かわいい」、「かっこいい」などの声が上がり、頭をなでた児童からは「やわらかい」との感想も。  このあと、「ミサ」は校庭に下ろされると、いったんうずくまるような姿勢をしたあと、山側に向かって飛び去った。  「ミサ」の名前を提案した1年生の友寄愛加理(あかり)さん(6)は「(カンムリワシは)かっこよかった。自然のなかで生きてほしい」などと話していた。

ページ移動

キーワード検索フォーム