八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・鳩間島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

天然記念物アサヒナキマダラセセリ 繁殖期でパトロール強化

不法採集防止で関係機関連携
 県指定天然記念物のチョウで、許可なく採集することが禁止されている「アサヒナキマダラセセリ」の繁殖期に入り、石垣市教育委員会や八重山警察署、市民ボランティアが監視パトロールを強化している。さらに、アサヒナキマダラセセリ幼虫がエサとし、於茂登岳山頂にしか生えていないリュウキュウチク(イネ科)が昨年末に施設管理のため伐採されたことから、同所周辺の環境整備についても密に事前調整を行っていく。  アサヒナキマダラセセリは、1978年に県天然記念物指定を受け、国内では八重山でしか生息が確認されていない固有種。環境省のレッドデータブックで「絶滅の恐れのある生物」とされ、個体数の減少や絶滅が懸念されている。  近年では、マニアや業者の乱獲からインターネットで売買されるなど問題視されており、2008年、10年には、アサヒナキマダラセセリを不法採集したとして、いずれも県外男性が県文化保護条例違反の疑いで検挙されている。  アサヒナキマダラセセリは、前羽の長さが20~30ミリ。羽の表面の地色は黒色で、大小6個の濃いダイダイ色の斑紋が特徴的。市教委はパトロール以外でも、看板などで採集禁止を促している。  リュウキュウチクが生えている於茂登岳山頂には、定期的に管理を必要とする防災施設などがあるため、今後は維持管理の際に事前の調整を行い、市教委の立ち会いの元で作業を進める。
  • タグ: アサヒナキマダラセセリ天然記念物
  • ページ移動

    キーワード検索フォーム