八島小、多田浜のサンゴを観察
- 2010年11月10日
- 地域・教育
5年生が島の自然学ぶ
共通の方法で世界的に行われているサンゴ観察手法の1つ、「コーラルウオッチ」によって身近なサンゴを観察する学習が8日午後、多田浜で行われ、八島小学校の5年生約50人が参加した。
石西礁湖自然再生協議会のコーラルウオッチプロジェクト実行委員会(大堀健司委員長)が学校側に働きかけて実施。同委は今後、竹富町内の離島などほかの地域での実施にも取り組む考え。
学校側は石垣島の自然を学ぶ「総合的な学習」の一環として取り組み。児童たちは年明けにも観察を行い、この日観察したサンゴが変化していないか観察する計画。学校側では次年度以降も継続できないか検討していく。
コーラルウオッチは、緑や茶などの色の濃淡を6段階で示した「チャート」と呼ばれるシートを使い、観察するサンゴが白化しているか調べるもの。
児童たちは6班に分かれて潮が引いた多田浜の海を歩き、サンゴが見つかると、環境省国際サンゴ礁研究・モニタリングセンターの比屋根理恵アクティブレンジャーらにアドバイスを受けながら、チャートを使ってサンゴの色を確かめた。
5年2組3グループのリーダー、山元夏美さん(11)は「多田浜に遊びに来たことはあるが、サンゴを見るのは初めて。石垣島にあるサンゴのことはあまり知らなかったが、いろいろなサンゴがあることが分かった」と話していた。
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