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開発と景観めぐり討論 景観学会石垣島大会

5氏が意見発表
きょう講演やシンポ
 日本景観学会石垣島大会(主催・石垣島実行委員会)が27日から始まった。初日の27日夜は大浜信泉記念館で市民フォーラム「大型開発と景観について考える」が開かれ、石垣市吉原地区の景観訴訟や西表島のリゾート問題、係争中の竹富島リゾート問題について5氏がそれぞれの立場から報告した。大会2日目は28日午前9時から大川公民館で「八重山の自然保護と景観形成」をテーマに基調講演やシンポジウムが行われる。  市民フォーラムでは「吉原景観訴訟と川平地区の景観」をテーマに前吉原公民館長の川上博久氏と弁護士の井口博士氏、「西表島の大型開発と景観」をテーマに西表島を掘り起こす会の石垣金星氏がそれぞれの開発行為に対する反対運動や訴訟の経過を説明。  竹富島のリゾート問題についてはリゾート誘致を決議した竹富公民館の上勢頭芳徳館長が「竹富島はなぜ美しいのか」、リゾート建設に反対している竹富島憲章を生かす会代表の上間毅氏が「竹富島憲章・大規模開発と景観」をテーマに意見を述べた。  その中で上勢頭館長は「星野氏の真摯な態度が信用を得て、公民館総会の採決につながった。住民が選択した重みを気に留めてほしい。吉原、西表の問題、反対運動も確かに重要なことだ。企業が入ってくることに対し、住民側も企業を選ぶことができると思う。企業と小さい島が共存共栄できるかどうか、注目が集まる中で実践していく」と述べた。  これに上間氏は「土地が担保となっている12億円の借金の大部分は1997年のリゾート開発当時の借金だ。土地価格は数千万円から2億円程度の価値しかないと考えており、12億円が土地の買い戻し金ということはあり得ない」と指摘。星野リゾートの容認を「星野リゾートは島外資本であり、その参入は竹富島憲章の破棄に等しく、貴重な地域性、島の良さが失われ、自治の崩壊につながる」と懸念を示した。  会場には大勢の市民が詰めかけ、5氏の意見に熱心に耳を傾けた。
  • タグ: リゾート開発景観
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