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夏、観光の季節。(観光客自体は八重山の…

 夏、観光の季節。(観光客自体は八重山の暖かさを求めて冬の方が多いと聞くのだが)光の島八重山はやはり空と海、緑おりなす夏場が一番だろう▼機上から見下ろす白波をはじめとして鳳凰木、仏桑華の原色やアダン、龍舌蘭、ヤラブなどの固い緑、そして濃藍、紫紺、群青から碧緑を経て青、淡青、砂浜の白へのきめ細かいグラデーション。それはまるで眼の音楽だ▼先日、知人を案内してあるレストランで昼食を注文するとハスノハギリの葉をきれいに洗ってその上にのせたソバ(日本ソバ)が出てきた。ハスの葉に似た形をしているが、くっきり黄色の葉脈が浮き出してキリの葉である。ソバを少しずつ取りながらホテルの厨房(ちゅうぼう)のそのアイデアに感心する▼ハスノハギリ、方言名トゥカナズはよく御嶽(オン)のイビに大木があり、ぎっしり葉を茂らせて濃い影を作っている。八重山方言ではまたの名をジンジンパーレーギィという。ジンジンパーレーとは蛍のことだから「蛍の木」という意味だ▼昔の子どもたちはホオズキ状になったその実のはしを切り中身をかき出し、そこへ蛍を入れて涼しい夜遊びをしたのだ▼こんなことも外来の客へ紹介したいものだが、いかんせんハスノハギリもジンジンパーレーも激減してしまった。残念の極みである。(八重洋一郎)

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