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旧正月に当たる先週の日曜日、今年数え年で…

 旧正月に当たる先週の日曜日、今年数え年で97歳と85歳を迎えたお年寄りの健康と長寿とたたえる生年祝いが各地で行われた。沖縄だけに残るいわゆる「年日(トウシビー)祝い」のことである。比嘉朝進著の「沖縄の季節と行事」によれば、13歳から97歳までの老若男女が12年ごとにやってくる自分の生まれ年の干支を祝うための通過儀礼らしい▼石垣市では、97歳と85歳のシヨーニンヨイ(生年祝い)を旧正月に行うのが慣わしとなっていて、子や孫、親類を招き、小宴を持った家も多かったに違いない▼その宴が終わるや、午後は市主催の生年祝いがある。足腰がしっかりしたお年寄りは家族とともに、式典に出席。市長から頌状と記念品を贈られ皆、幸せそうな表情だった▼市介護長寿課によると、市主催の生年祝いは1951(昭和26)年から連綿と続き、来年で60年を迎えるという▼なぜ旧正に行うことになったかは定かでないがそれがかえって地域全体に福福しい印象を与えているのはいいことだ。市町村が音頭を取って高齢者の長寿を祝うのも、県内では石垣市だけと聞く▼「老い」は誰もが通る道だ。となると、その人生最終章の花道も、盛大であってしかるべきだ。どんな財政難にあっても、この行事だけは絶やしてはならないと思う。(南風原英和)

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