人生は喜怒哀楽の連続という。怒りや哀しみ…
- 2010年02月12日
- 不連続線
人生は喜怒哀楽の連続という。怒りや哀しみ、喜びや楽しみは人間の自然な感情だ。日々の生き方や人間関係も、こんな感情の持ち方一つで明暗を分ける。怒りが争いのタネを生めば、笑いは人を楽しくし、仲睦まじくさせる▼先月21日から、石垣島徳洲会病院で開かれている仲島保さん(59)の「笑顔の写真展」を見て、なんとなく、そんな気分にさせられた▼仕事で県内の離島をすべて回った際、撮りためたという老若男女の笑顔の写真750点は、破顔一笑の写真もあれば、つつましい笑みを浮かべた写真もあり、思わずこちらも微笑んでしまう▼あまり聞かない写真展だが、「昭和25年2月5日生まれだから、ニコニコ写真を撮るのは私の宿命みたいなもの」と仲島さん。人を笑わせるユーモアもしっかり心得ていた▼笑顔というと、会社近くにある食堂のおかみさんのにこやかな笑顔を思い出す。2カ所とも、夫婦で店を切り盛りしているが、自然体のスマイルで客を迎えるところが実にいい。昔から「笑う門には福来る」というが、両方ともいつも千客万来のにぎわいぶりだ▼となると、笑顔は何ものにもかえがたい財産となるだろう。仕事も家事も、膨れっ面でやるより、楽しそうに笑顔を持ってすれば、千金に値する結果が生まれるかもしれない。(南風原英和)
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