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20代のころ、ちょっと変 ったタイトルと…

 20代のころ、ちょっと変 ったタイトルとサブタイトル にひかれて読んだ本がある。 大島廣著『ナマコとウニ―民謡と酒のさかなの話―』(内田老鶴圃社・1962年)である▼「海の栗毬―ウニ」「海の星―ヒトデ」など、八重山のサンゴ礁とそこにすむ生物たちの生態調査の報告や、「海参と雲丹と人生」「八重山の民謡と動物」など興味深い話などもあり、なかな面白かったという記憶がある▼故・大島廣(理学博士・大分県出身)は八重山調査を通じて岩崎卓爾、正木任、瀬名波長宣ら当時の島の知識人とも深い関わりがある。しかし、その業績は研究者以外にはあまり知られていない▼その業績を紹介する企画展「大島廣資料展」がさる19日から石垣市立八重山博物館の特別陳列室で開催されている。特に注目されるのは、大島廣が八重山に来島した際に調査先で撮った貴重な写真が数多く展示されていることだ▼島々や村々の風景と市場や桟橋の様子。あるいは島人たちの服装など、撮影日・場所が明記された写真からは、昭和初期の八重山の風景と暮らしぶりがよく分かる▼自然の宝庫といわれる八重山だが、自然科学関係の研究者たちの業績に光があてられる催しは少ない。その意味ではとても意義ある催しである。なお、同企画展の開催は7月5日まで。(砂川哲雄)

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