「踊りは八重山の宝」本盛さんの受章祝う
- 2009年06月24日
- 芸能・文化
春の叙勲で旭日双光章(文化財保護功労)を受けた本盛秀さん(84)の受章祝賀会(秀風会祝賀実行委員会主催)が22日夜、市内ホテルであった。八重山舞踊界から初の叙勲とあって、舞踊関係者や各界から幅広い層の市民がお祝いに駆けつけた。
本盛さんは1963年、39歳で舞踊の門をたたき、77年に独立。舞踊研究所を設立し、八重山舞踊の継承・発掘や創作に尽力した。93年から八重山民俗舞踊保存会の会長を務めている。
あいさつで本盛さんは「今回の受章は私一人のものではない。門下生、保存会の仲間、地域の皆さん、娘家族の応援があったおかげ」と感謝、「受章に責任を感じている。八重山舞踊を祖先が残した宝とし、精進したい。踊りを通して八重山をほんとに誇りに思う」と語った。
嵩原栄勇実行委員長や大浜長照市長、崎山信之大川字会長、仲間清隆八重山毎日新聞社長が受章をたたえ、「これからも指導者として八重山舞踊の発展に貢献してもらいたい」と激励した。
祝賀会に保存会のメンバー、門下生らが勢ぞろい。舞台では保存会の師匠クラス10人が「あやかり節」を踊ると、会場内はどよめきも起こった。本盛さんの夫の故・茂さんが作詞作曲し、自が振りつけた創作舞踊「秀風ぬ踊る」などを門下生が披露した。
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