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飲料水というと、通常はダムから供給される…

 飲料水というと、通常はダムから供給される水を想像する。しかし、地理的条件からそうでない島や地域もある。最南端の島・竹富町の波照間島では7つの有人島のうち、唯一、生活用水を海水淡水化施設に頼っている。初めて耳にする人は「えっ?海水を」と思う人もいるかもしれない。が、飲んでみると、普通の水道水となんら変わらない▼町では、波照間の今後の飲料水の供給方式を決めるため、西表島から海底送水や地下ダムなど4案について住民にアンケートを行ったところ、7割が現在の海水淡水化を選択。この結果を受け、川満栄長町長が海水淡水化施設の継続・更新を決定した▼海底送水は、故友利哲雄町長時代からの懸案事項で、住民の長年の悲願でもあった。しかし、海底に設置する送水管は、最も深いところでは400メートルに達するという▼万一、事故が発生した場合には、費用が高く付き、復旧も長期化するなど、リスクが高いことから、住民の大多数は4つの選択肢の中から、水が安定供給される最良の道を選んだ▼どっちも一長一短はあるが、海水淡水化は無尽蔵にある海水が水源となるため、干ばつによる断水の心配もない▼一方、西表島の水資源にも限りがある。ものは考えようで、波照間は他の島々より最も有利かもしれない。(南風原英和)

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