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米軍ヘリ2機中止要請無視、強行離着陸

防衛会員13人が揚陸艦で交流
大浜市長が怒りの抗議声明
 米海軍は28日、午前と午後の2回にわたって石垣空港を使用した。強襲揚陸艦エセックスの搭載ヘリ2機が、米海軍の「貴賓イベント」に参加する八重山防衛協会(三木巌会長)の会員13人を、石垣島沖合に停泊するエセックスまで送迎した。県の記録によると、1997年以降、石垣空港には米軍機9機が飛来しているが、今回の交流支援を目的とした使用は初めて。ヘリが駐機した近くのフェンス沿いでは労組や平和団体などが抗議行動を展開、「石垣空港の軍事利用を許すな」と拳を突き上げ、現場を訪れた大浜長照市長も「怒りが込み上げてくる」と抗議した。  米軍機の石垣空港使用については空港管理者の県が自粛、市は中止を申し入れたが、聞き入れてもらえなかった。仲井真弘多知事は同日、「緊急時以外は、米軍機の使用は自粛すべきだ」と遺憾の意を表明、大浜長照市長も「住民感情に配慮を欠いた行為」と抗議声明を出した。日米地位協定では米軍が国内の空港を使用するのを認めており、あらためて同協定の問題点がクローズアップされそうだ。  イベントには、ケビン・メア在沖米国総領事の招待に応じた14人のうち13人が出席、1人は欠席した。ヘリ2機は午前9時50分ごろ着陸、13人が搭乗したあと同10時20分ごろ離陸。参加者によると、30分ほどでエセックスに到着、艦内見学を行ったほか、艦長らと昼食をともにした。約2時間半の滞在後、午後3時ごろ空港に戻った。  ヘリが駐機した南側のフェンス沿いには労組や平和団体などから市民約50人が集まり、「防衛協会は米軍に協力するな」などと抗議のシュプレヒコールを繰り返した。午前中に現場を訪れた大浜市長も「これは何も友好親善につながらない。逆に市民の怒りと反感を呼ぶだけだ」と不快感をあらわにした。  一方、防衛協会の三木会長は「日米の友好のために参加した」と話し、別の参加者も「武器もみせられなかったし、ほんとの意味で艦内見学と交流だった」と反論した。
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