大浜と磯辺地区に下水道整備 農業集落排水事業を導入
- 2008年10月07日
- 社会・経済
年内に本格工事、12年度に供用開始
石垣市大浜と磯辺地区を対象とした農業集落排水資源循環統合補助事業「石垣東地区」は、10月までに大浜集落の国道から西側部分を中心に5つの工区で管路敷設工事を発注し現在、部分的な試掘作業が進められている。年内には6工区目の工事が発注される見込みで、2012年度供用開始に向け、本格的に工事がスタートする。
同事業は、各家庭から出る汚水や生活雑排水を処理施設で一元処理し、周辺海域の環境浄化を図るのが目的。
同地区の事業計画面積は、大浜と磯辺の134.7ヘクタール。計画人口は4670人。計画戸数は1573戸。管路延長は2万2199メートル。総事業費は31億2000万円(国・県の90%補助)が見込まれている。
本年度は2億5000万円の事業費をかけ、大浜集落の国道から西側部分を中心に6工区で、全体の約3分の1に当たる管路敷設工事に着手する。
また、国道から東側部分については現在、設計中で、次年度の着工が予定されている。
汚水処理施設は、八重山食肉センターに隣接する市有地で建築が検討されており、09年度から3年間をかけ整備が進められる見込み。磯辺地区についても09年度以降、大浜地区と並行して管路敷設工事が進められる。
同事業は、先に供用開始した白保・宮良地区農業集落排水事業に続き、市内で2地区目となる。
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