08年度公共事業、9億減の125億5000万円
新空港が約半分の62億円
土木建築が30%の38億円余
八重山支庁が本年度発注を予定している公共事業は、前年度より8億7703万7000円(6.5%)少ない125億4827万8000円にとどまった。新規事業が、しゅんせつ工事を行う白浜港港湾改修事業の1件にとどまり、全体として予算規模が圧縮された格好。1988(昭和53)年度から行われてきたバンナ公園整備事業は本年度が最終年度となることから、同支庁では「観光客が3、4時間滞在できる公園にしたい」(兼島規支庁長)として、バンナ公園を観光施設として充実させる方向で公共事業を導入できないか検討していく考え。
課ごとの公共事業予算は、新石垣空港建設課が前年度比6.3%減の62億2900万1000円で、全体の49.6%を占めている。土木建築課は38億2776万6000円(前年度比6.6%減)で全体の30.5%、農林水産整備課は24億9151万1000円(同7.1%減)で全体の19.9%。
石垣市の市街地と新空港を結ぶアクセス道路は土木建築課の管轄だが、本年度は予算化されていない。これに関連して、兼島支庁長は「道路特定財源の問題があり、道路整備事業は県全体で凍結している。道路特定財源をめぐる動きをみないと、なんとも言えない」と述べ、道路特定財源に関連した国の動きを注視していく姿勢を示した。
土木建築が30%の38億円余
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