県営バンナ公園の聖紫花の橋周辺に…
- 2008年04月04日
- 不連続線
県営バンナ公園の聖紫花の橋周辺に植えられたセイシカの花がいま、見ごろを迎えている。ツツジに似た淡いピンク色の花を一目見ようと、公園を散策したり、ウオーキング中の人々がここに足を運ぶ姿も多い▼聖紫花の橋は、石垣島や西表島の山地に自生するセイシカの花にちなんで名付けられ、観光地の人気スポットにもなっている▼橋の下には石垣ダムがあり、まるで湖面に浮かぶ橋のようで、こここから見下ろす景色はまた格別である▼ところが、この橋が昨年7月から通行禁止となり、訪れる人々をがっかりさせている。橋の床板が腐食し、危険な状態になっているための措置だが、公園利用者にすれば、いきなり通行止めとなった感がしないでもない▼聖紫花の橋は1985年に完成、供用開始してから今年で23年になるという。耐久性に優れている床板とはいえ、山あいのダムに架かる橋のため、湿度などで、腐食が早く進むのは構造計算上、予測が立てられなかったのかと思う▼その前に他府県で発生している落下事故などがなかったのがなによりだ。八重山支庁土木建築課では、年内に現在の床板をより丈夫なものに取り替えることにしているが、この際、各施設を総点検して、安全・安心な公園づくりを県に強く望みたい。(南風原英和)
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