11月
21日
2007

戦時期の様子を収録 「官報にみる八重山」発刊

Category: 芸能・文化



 竹富町史の第10巻資料編「近代4―官報にみる八重山」がこのほど発刊された。1883(明治16)年7月2日の創刊から太平洋戦争が終結した1945(昭和20)年8月15日までの「官報」の中から八重山関係の1932件を収録している。

 同書では▽蔵元・旧慣温存期▽八重山島庁期▽八重山村期▽特別町村制期▽普通町村制期▽戦時期―の6期に区分し、勅令、奨励などの項目ごとに記事を時系列的に配列した。各期ごとに解題を載せ、利用者の理解を助ける工夫をしている。
 八重山島庁期(1897年4月1日―1908年3月31日)では、先島地域に地租条例と国税徴収法を施行することを示した02年12月の勅令を掲載し、その翌年の03年に人頭税が廃止されたことを裏付けるものとなっている。
 戦時期(38年11月19日―45年8月15日)には、八重山中学校と八重山農学校に現役陸軍将校を配属することを示した44年5月6日付の陸軍省告示などがあり、戦時色を象徴する内容が増えていることが分かる。
 08年4月1日から14年1月31日の八重山村期では、11年4月の逓信省告示を収録。九州から台湾に至る海底電線ルートが海図上に示され、ルート上には、「電信屋」が残る崎枝半島が含まれていることが分かる。

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