8月
16日
2007

07年度県立高校入試成績、八重山最下位を脱出

Category: 地域・教育



20年前に「学対」発足以来初
3年次に集中の行事見直しなど奏功

 2007年度の県立高校入試で、八重山地区の5教科の総合点は県平均との差が17.0ポイントに縮まり、県内6地区の最下位から順位を上げたことが15日わかった。八重山地区中学校・高校学力向上対策連絡会で報告された。20年前に八重山地区学力向上推進委員会が発足して初めて最下位を脱出。八重山地区は、「確かな学力」が問われる高校入試で長く成績が低迷していたが、ようやく明るい兆しが見え始めた。

 入試5教科の総合点については県平均点や地区平均点、地区順位などは明らかにされていないが、八重山地区は県平均との差が縮小傾向にあり、07年度は前年度の19.6%から2.6ポイントに縮まった。5教科のうち県平均との差が最も小さいのは国語の1ポイント、大きいのは社会の4.8ポイントだった。
 連絡会で報告した事務局の友利始夫八重山教育事務所文化指導主事は最下位脱出の要因として▽石垣市が基礎学力推進地域に指定されて3年目を迎えたこと▽2学期制の導入による教員の指導にゆとりができたこと▽3年次に集中していた行事を各校で見直したこと―などを挙げた。
 八重山地区では、受験生の大部分を占める石垣市内の大規模校の結果が全体の平均点に大きく影響しているが、友利文化指導主事は「大規模校の頑張りが最下位脱出につながった」と指摘した。

 06年度までの入試結果の得点分布パターンをみると、八重山地区は点数をとれる生徒とそうでない生徒の二極化が特徴となっていたが、07年度では解消され、県平均と同じようなパターンに近づいた。ただ、得点の低い下位層のふくらみがまだみられており、今後の基礎学力アップが課題となっている。
 八重山地区では中学校の達成度テストは県トップレベルだが、高校入試となると最下位となり、「確かな学力がついてない」と指摘されてきた。八重山学対推進委員長の金城文雄八重山教育事務所長は連絡会のあいさつで「達成度テストは良い成績だが、高校入試になるとグッと落ちる。中高の一貫した取り組みが必要だ」と強調した。

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