八重山諸島のニュース・石垣島・竹富島・西表島・新城島・小浜島・黒島・波照間島・与那国島

エントリー

「安良村跡を後世に」御嶽とハスノハギリ群落所有者に文化財指定書

 石垣市教育委員会で8日午後、市指定文化財指定書交付式があり、5月25日に文化財に承認された安良村跡の御嶽(有形民俗文化財)、安良のハスノハギリ群落(天然記念物)の占有者である上地ミネさんらに波平長吉教育長から指定書が手渡された。  平久保半島東側に位置する安良村跡は1753年の村建て後、明和の大津波で壊滅。その後、再建され、1912年の廃村まで159年間存続した近世の村跡。  同村跡の北側にある御嶽は、廃村後も今日まで信仰され、イビや拝殿、境内の囲い石なども残っている。  ハスノハギリ群落は、安良川の河口付近から南へ約1キロの地点にあるヤッサマカーラ(小安良川)の河口周辺まで広範囲に自生している。  交付式で波平教育長は「石垣市の宝物が増えたことはとてもうれしい。大事に保存していきたい」とあいさつ。  崎山直市文化財審議会委員長は「本来なら村全体を指定するべきだが、取りあえず中心となる御嶽から保存していきたい」と述べた。  長年、安良村跡の御嶽の神司を務めた故・浜崎マントさんの跡を継ぎ、御嶽を守ってきた神司の上地さんと、息子の浜崎秋男さんは「平久保の人々とともに文化財指定を喜びたい。昔は道もなく山越えをして豊年祈願に行ったことを思い出す。今後も大切に守っていきたい」と話した。

関連するニュース

  • 関連するニュースはありません。

ページ移動

キーワード検索フォーム