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市初、国の有形文化財に「入嵩西家住宅主家」を登録

ヒンプンや石垣、井戸も
 国の文化審議会(石澤良昭会長)は16日、石垣市内に残る貴重な建造物の1つである字新川の「入嵩西家住宅主家」(入嵩西正治宅)など、県内17件の建造物を新たに有形文化財に登録を答申した。これを受けて国は入嵩西家は石垣市で初めての建造物登録となり主家、マイグスク(ヒンプン)、石垣、井戸の4件が登録された。  文化財登録制度は指定制度とは異なり、登録された文化財を通常の生活に使用したり、外観を大きく変えなければ、内部を改装してレストランやホテル、資料館として活用することも可能。積極的に活用しながら貴重な建物を守っていく制度。  今回は那覇市首里末吉町の新垣家住宅関連6件、宮古島市の大野越排水溝、北大東村の末吉家住宅関連5件が新たに登録され、県内での登録件数は51件となった。  入嵩西さん宅=新川151=は1911年ころに建築された伝統的な民家形式の木造平屋建、赤がわら葺き。台所の土間を板張りにするなど多少の改造はあるが、ほとんど原型を残している。  台所の屋根が当時では珍しい入母屋造りとなっているのが特徴で、建築材はチャーギ、モッコク、フクギなど上級島材が用いられている。  また1914年ころに粟石で建造されたマイグスク、敷地の東と南側を囲んでいる粟石で積まれた石垣、敷地南西角に明治後期に掘られた井戸も含め、屋敷全体が伝統的な民家形態を残しており歴史的価値があるとして登録された。  有形文化財への登録に正治さんは「畳の下は竹フンダになっており、昔はモミを広げた思い出もあり、八重山の典型的な農家の造りで、祖父や父親が造り守ってきたこの家を誇りに思う。文化財に登録されたからには、昔ながらの生活様式や歴史的な背景なども子々孫々に伝えていきたいですね」と話していた。

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