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「貸切り」と競合、運営困難 小浜の路線バス廃止に

島のお年寄りら「困る」と継続を要望
 【小浜】株式会社コハマ交通(金城正代表取締役社長、資本金3000万円)は今月末で小浜港と集落を結ぶ路線バスを廃止する。同社では、路線バスの赤字を年間250万円としており、「観光バス事業の競争激化で、路線バスの維持が非常に厳しい状況となった」と廃止の理由を説明している。利用者のお年寄りからは「大変困ります」との声が出ている。町側が路線バスの維持のために具体策を打ち出せるか関心が集まりそうだ。  同社は関係先に説明を始めるとともに、13日までに島内5カ所の停留所に「おわび」のチラシを掲示した。  同社は97年6月、それまで行われていた有償運送を統合する形で発足。創業から2年間は赤字だったが、3年目に黒字に転じたあとは、「ちゅらさんブーム」もあって経営が軌道に乗った。しかし、10期目となる06年度は再び赤字を計上。  金城社長は「赤字であっても地元への貢献として続けたいが、貸切バスの競争が激しく、維持は困難。路線バス用のマイクロバス(15人乗り)の買い換え費用もかさむ」と話す。  金城社長によると、路線バスの利用者はほとんど島民で、観光客の利用は少ない。利用者のうち、高齢者30人余りが頻繁に利用していることから、路線バス廃止後の対策を検討していく考え。  また、大岳(うふだき)や細崎などを通るルートを新たに構築し、観光客の利用が期待できれば、路線バスの再開も検討する。  町はこれまでのところ、小浜の路線バス維持に向けた具体策は検討していない。  石垣行きの船に乗るために路線バスをよく利用するという入川秀雄さん(85)は、路線バスの廃止に「大変困ります。車がないと、大変不便。運賃を値上げしてもいいから、続けてほしい。役場にも相談して方法を考えてほしい」と望む。

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