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西表島国立公園大規模拡張へ 石垣島の陸域7022ヘクタールと周辺海域編入

開発から自然景観守る
 環境省は来年夏をめどに、石垣島の面積の31%にあたる7022ヘクタールと、周辺の海域1万4500ヘクタールを西表国立公園に編入する計画だ。ラムサール条約の登録湿地である名蔵アンパルや、北半球最大のアオサンゴ群落で知られる白保海域などを編入するもので、計画通りに編入されれば、海域の海中公園地区は1106.5ヘクタールとなり、日本の国立公園のなかで最大、陸域では1964(昭和39)年の富士箱根伊豆国立公園以来、43年ぶりに5000ヘクタール以上の大規模な拡張となる。  環境省は、石垣島について▽中心部に亜熱帯性常緑広葉樹林がまとまって残っている▽沿岸にはサンゴ礁、河口部にはマングローブ林が発達し、亜熱帯地域の優れた自然環境が残されている-としている。  また、増加傾向にある観光入域者数にも着目し、「石垣島の社会情勢は大きく変化しつつあり、優れた自然環境の保護と適切な利用を進めていくことが必要」と、国立公園への編入の意義を説明している。  陸域のうち、556ヘクタールは、伐採を禁じるなどして現状変更を厳しく制限する特別保護地区で、於茂登岳の亜熱帯林やヤエヤマヤシ群落、カンヒザクラ自生地の一部などが含まれる。  現在の景観を極力保護することが必要だとする第1種特別地域は730ヘクタール。名蔵アンパルや川平湾、吹通川の一部が含まれる。  第2種特別地域は1320ヘクタール、第3種特別地域は4301ヘクタール。  これらの4地区・地域を合わせた特別地域は6907ヘクタールで、編入が計画されている陸域の98.4%を占める。  海中公園地区は、平久保、川平石崎、米原、白保の4地区。  環境省は今月中下旬に市内3カ所で説明会を開いたあと、3月ごろに意見募集(パブリックコメント)を行ったうえで、環境機関との協議を経て、中央環境審議会から答申が得られれば、編入を官報告示する。  西表国立公園は1972(同47)年に日本で24番目の国立公園として指定された。石西礁湖内にある4つの海中公園地区と西表島からなり、陸域の面積は1万3547ヘクタール。

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