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大盛町長 石垣市との合併断念 合併議案を賛成少数で否決 竹富町議会

竹富町議会(山田耕治議長)の臨時議会が28日午前11時半から開かれ、石垣市との合併案件を賛成6、反対7で否決した。大盛武町長は同日夕、議会で合併賛成多数を獲得することが難しいことを理由に合併案件を再提案しない方針を表明した。現行の合併特例法に基づく石垣市との合併を求める議案は、31日開会の臨時議会を28日に、告示すれば、3度目の提案・採決が可能だったが、大盛町長は断念した。これにより、同法による合併は行われないことになった。昨年9月に合併推進の立場でスタートした大盛町政は、役場移転を求める西表島の町議の理解を得られず、最大の政治課題でつまずいた。 八重山の3市町は新年度以降、地方交付税などの依存財源が減少傾向にあるなかで、どのような行財政運営を行っていくかが課題となる。 大浜長照市長は、同法による竹富町との合併が不可能となったことについて、「大変残念。合併で(竹富町と)助け合い、今の(行政運営の)レベルを維持したかった」と述べた。 八重山3市町の合併論議は、2002年12月に任意の八重山地域市町合併協議会が発足して以来、2年3カ月を経て決着し、新市発足の予定となっていた10月1日以降も、3市町の体制が継続する。 町が石垣市との合併案件を提案し、町議会が否決するのは25日に続いて2度目。 大盛町長は同日、合併断念後の町政運営について「即役場移転にはならない。検討委を立ち上げて論議を尽くしたい」と述べ、西表島大原地区への役場移転に慎重な姿勢を崩していない。 合併に反対した西表島の町議らは、役場移転に対する期待感を持つ島民の支持を受けていることから、役場移転計画の進め方をめぐって論議が紛糾する可能性がある。 八重山の合併問題は、三位一体の改革などによって悪化している財政状況を合併によって立て直したいという財政担当部局側に対して、離島の竹富町と与那国町の両町議会の多数と、西表大原地区への役場移転を推進する町民や町議が「自立」を志向するという構図で進んできた。 このうち、竹富町では、昨年8月の町長選で、合併反対の前町長に代わって、同推進の大盛武町長が当選するなど、当局側のスタンスに変化が生じた。 しかし、議会では、西表島の町議を中心とした合併反対の勢力が強く、石垣市との合併案件は25日に否決。大盛町長は同日、28日の臨時議会招集を告示し、西表島の町議への働きかけを強めたが、賛否のバランスをひっくり返せなかった。

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