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郡民悲願の新石垣空港が着工 2013年の供用開始目指す

自然との調和図る
 新石垣空港の起工式が20日、カラ岳陸上地区で行われ、計画スタートから30年を経て、新空港の建設工事がようやくスタートした。騒音や環境、農政などの問題で曲折をたどってきた新空港問題は大きな節目を迎えた。県は環境に配慮しながら工事を進め、2013年3月の供用開始を目指す。反対地主からの用地取得や、環境対策が課題となる。起工式には地元の人たちや政府関係者、県や市の歴代の担当者など約400人が出席した。  新空港建設事業は総事業費420億円で、2000メートル滑走路を整備するもの。滑走路の長さが1500メートルしかない現空港に代わり、安全性や輸送量の向上、周辺地域の騒音問題解消などが目的。  新空港建設は、復帰後、現空港のジェット化が現実的になるのに伴い、期待が高まったが、現空港周辺の騒音や白保のサンゴ礁生態系に代表される自然環境、農政問題などで反対運動が起こり、建設予定地が一本化できずにきた。  このため、県は1999年7月、県が建設位置を決めて地元に伝える方法を改め、地元主導で建設位置を話し合う新石垣空港建設位置選定委員会を設置。同委は2000年3月にカラ岳陸上案を選定した。国土交通省は2005年12月、カラ岳陸上地区での新空港建設を許可していた。  この日の起工式では、午後2時から白保地区の神司が安全祈願を行ったあと、稲嶺恵一知事や大浜長照市長らがくわ入れを行い、工事が順調に進むよう願った。  式典では、稲嶺知事が「カラ岳陸上地区は八重山郡民の代表により、民主的な手続きで選定されたもの。新空港は、八重山圏域の振興発展に大きく貢献するものと確信する。自然環境に十分配慮して整備を進める」と式辞。  来賓のうち、高市早苗沖縄担当相は武田宗高内閣府審議官の代読で「環境に留意して工事が進むよう支援したい」、冬柴鐵三国交相は安富正文事務次官の代読で「観光客の利便性が向上し、地域経済の発展に寄与するだろう」とそれぞれ祝辞。  仲里利信県議会議長に続いて、大浜長照市長(八重山市町会会長)は「今日の喜びはたとえようがない。1日も早く供用開始できるように、人間と自然が共生する新しい八重山を創造していきたい」と述べた。  児童生徒代表のメッセージやくす玉割りもあった。

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