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農薬や肥料「さんご礁に悪影響」 国際シンポin石垣

「熱帯と亜熱帯 島々の農業をつなぐ〜新たな研究ネットワークを気づくために〜」をテーマにした国際シンポジウムIN石垣(独立行政法人国際農林水産業研究センター主催)が11日、八重山支庁大会議室で開かれた。 同シンポは、環太平洋地域にある島しょ国の研究者がそれぞれの問題点を報告することで、問題解決につなげていくネットワークの構築が狙い。 午前は一般講演、午後は研究集会があり、「農業を取り巻く環境」と題した一般講演では、「植物と土壌から考える」(山口淳一前北海道大学教授)、「気象特性から考える」(桑形恒男農業環境技術研究所)、「さんご礁島しょ国の特性から考える」(橋本和正西海区水産研究所)の3氏が講演した。 その中で橋本氏はさんご礁を死滅させる原因を(1)高水温(2)オニヒトデ(3)富栄養化(4)堆積(たいせき)物(5)汚染物質として国内では富栄養化、堆積物、汚染物質の3項目のデータが少ないことを指摘。 100年以上のデータを保有するオーストラリア・グレートバリアリーフのデータを基に「サトウキビ農業の肥料に混在している窒素やリンが海洋に流れ出すことで、さんご礁に悪影響を与えている」と述べた。 その上で、今後求められる対策として「肥料や農薬の適切な使用、土壌流出の抑制が農業に求められている。これらに対する導入コストの補助や農家への普及啓発が進むことを願っている」と話した。 続いて、環太平洋の島しょ国からの報告としてフィリピン土壌・水質管理局土壌保全部長のジョセ・ロンダル氏、在日フィジー大使館一等書記官のアリキ・トゥガクラ氏、ニューカレドニア農業研究所所長のチェリー・メネッソン氏の3氏が各国の現状を報告。 午後は各研究成果の発表が行われ、参加者が互いの研究内容などについて意見を交わした。

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