Category: 特集
Tweet長続きしない沖縄ブーム
先を考えた島の基盤づくりを
■石垣島への移住の切っ掛けは
復帰3年前(1969年)、東京農大の1年生の時に「学校の先輩におもしろい所がある」と紹介され、川原の農家(伊集さん)で1カ月間、パインアップルの農業実習をした。実習後も、何か忘れられなくて、それから夏に1度、冬に1度石垣を訪れ、パインとキビの収穫を手伝った。
農業がしたくて最初は、農大を卒業したらブラジルに行く予定だったが、伊集さんに「ここに土地があるんだからブラジルに行く必要ないんじゃないか」と言われ、予定を変更した。
船で石垣の港に入ってきた時の海のきれいさは「えーっ」という感じ。海の底の岩、岸壁の所まで見え、今の波照間島のような感じだった。
■生活が安定するまでにどのくらいかかったか
本島の洋ランセンターで4年間働き、造園の免許を取って石垣島に来たが、こういう物(鉢物とか)は売れない時代で、パインやカボチャを作り、人の造園を手伝って生活した。
83年に、4人で補助事業を入れ、ハウスで4年ほどスイカをつくったが、害虫がまん延したので87年に園芸に切り替えた。当時は、園芸が無く、バブルの絶頂期だったため大当たりした。その時にだいぶ借金も返した。あれが無ければ、救えなかった。
■外から見た石垣島と実際に住んでの違いは
単純だから良い所しか分からない。当たり前だろうというしきたりがある。申し訳ないぐらい(地域の)みんなに世話になった。
昔は、人の手伝いをしてそこでいろんなことを教えてもらい、ただで飯や酒も飲ませてもらった。貧しかったから食わしてもらうだけでもうれしかった。
子どもも4人できたが、隣りのおばあさんがみんな育ててくれた。川原は、田舎だから、自分が世話になったことを自分たちが返し、子どもたちを育てる、そういうことが出来ている。そのなかにどっぷりはまらない限り、この島の本当の良さは分からない。
■困ったことはないか
時間のルーズさも、たまには「んー」ということもあるが、自分が遅れても良いわけだから楽だ。川原では、30分、40分は平気で遅れる。
■これまでの八重山の変化は
海、海岸線などが汚くなった。人口も増え土地改良も進み、自然が破壊されているのは確実だ。
リゾートが増えているが、沖縄ブームも長続きしない。飛行場が出来てせいぜい何年かだ。それより、しっかりと自分たちの基盤をつくり、島の人が一生住み、次の世代に引き継ぐため、目先のことだけでなく、何百年も続くことを考えないといけない。
■これからどうするのか
花作りや園芸が好きなので、好きなことで一生を終えたい。馬車に花を積んで街に売りに行くことが将来の夢。街角で花作り講習会などができれば最高。息子が帰ってくれば、農場を任せたい。
森井一美(もりい・かずみ)。東京都出身。56歳。森井園芸経営。智恵子夫人(54)との間に2男2女。
(この企画は、毎週木・日曜日に掲載)
観光客に媚びる地域になったら、八重山が大好きな私にはとてもさびしいことです。そんな雰囲気が自然や人情を変えてしまうのではないかと思うのです。目先の利益を優先すると、各地のテーマパークと変わらなくなるのでないかと思うのです。それは悲しいことです。適度な不便さはあっていいと思うのです。
(地元の方の生活を無視しているかも知れませんが・・・)
逆にテーマパーク化してしまって観光客をわざとそこに誘導してそこ以外には入らせない
みたいな方が地元の生活も守れるかもしれないですね
っという考え方も......
風光と自然を守る一定以上の頑固さが必要かと思います。
譲れない部分。喪失したらなかなか復活できないものを
頑固さが守れると思います。
それを多くの市民のコンセンサスで貫くには
やはり八重山のよさが大きなもの順に何が大切かを確認し、それを汚されぬような法制化と
先手必勝の手立てを打つことでしょう。
市民の思いを集約し行政が頑固に徹しないと
温暖化氷河の末端部のようにごおおと崩れ去り、
後退していくのみでしょう。
はっきりいって観光客のみなさんにそれをわかっていただければ、
ほんとうの理解ある観光客がリピーターとなるはずです。
今年 島への移住を計画しています。 自然を守りたい気持ちはありますが、現代生活をすれば確実に自然を破壊します。
最低限の環境負荷を目指してまいります。 よろしくおねがいします。
見晴らしが良いと言って、いきなり山の斜面を削ってへんてこな家をたてたりしなけりゃいいんでない?
# 石垣島でログハウスを見たときは笑ってしまいました。何考えてるんでしょ?
基準を知っている人にしか「悪化」の状況はわかりません。
そしてまた、基準から自然の賜物をもらいうけ、
それによって、実質的な家計を成り立たせている人にしか「悪化」の状況はわかりません。
政治とか、行政はそんな人たちの「悪化」の直視の数々を
しっかりと参考にして遅くならないうちに手を打っていっていただきたいです。