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琉球海運 9月めどに旅客部門廃止 利用客が年々減少 貨物事業を拡大

後継に1万トン級の新造船
【那覇】石垣-那覇航路に貨客船「わかなつおきなわ」(総トン数8、050トン、定員150人)を運航している琉球海運(比嘉榮仁社長)は9月上旬をめどに旅客事業を廃止する。同船が法定耐用年数を迎え、新造船を導入する必要性があることや利用客が年々減少しているため、貨客船の後継を貨物船に転換し、貨物運送事業に専念する方針。旅客事業の廃止に観光面への影響を懸念する声も出ているが、同社では「旅客事業の廃止は残念だが、貨物輸送に専念することで、先島圏域の経済発展に寄与したい」と理解を求めている。 琉球海運によると、旅客事業の廃止は利用者の減少が大きな要因。1970年代には年間30万人台の利用客がいたが、その後、年々減少し、現在は年間1万人前後まで落ち込んでいる。 石垣港を乗降する同船の利用客も2003年で6117人、04年で5521人、05年で5357人と減少傾向にある。 同社は95年ごろから、貨物事業への方向転換を図っており、当初、東京航路に使用されていた今回の「わかなつおきなわ」も地域性をふまえて先島地区へ移動。同社の所有船5隻のうち、4隻はすでに貨物船に変更されている。 耐用年数の切り替えごとに各航路の貨客船を貨物船に転換し、今回の転換で同社が1950年から実施してきた旅客事業が廃止されることとなった。 同社の西銘吉治取締役は「非常に残念だが、規制緩和で本土の企業が参入できる状況の中、生き残るためには貨物への方向転換を図らなければならなかった。今後は貨物輸送を充実強化することで先島地区へのサービス強化を図りたい」と話した。 新造船される貨物船「わかなつ」(総トン数10、300トン)はこれまでの貨物積載用約4000トンから、約8000トンの積載量となり、船体の安定性も得られることから、多少の荒天に影響されず、安定的な物流の促進が図れるという。

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