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大盛家住宅(NHKちゅらさんの古波蔵荘)国の登録文化財に

築90年余の伝統的民家
ヒンプンや石垣、井戸も
小浜島の「大盛家住宅」が登録有形文化財に登録されることになった。国の文化審議会(阿刀田高会長)が17日、文部科学大臣に登録を答申したもの。同住宅は「伝統的民家の全体像が良好な形で残されている」と評価されて、登録が決まった。同家を所有する竹富町長の大盛武さん(58)は「先祖がキャーギ(イヌマキ)を西表から切り出して建てた。先祖に感謝しながら守っていきたい」と話した。 同住宅はNHKが2001年に放送した朝の連続テレビ小説「ちゅらさん」のロケで民宿「古波蔵荘」に使われたことから、島内の観光ポイントとしても定着している。 今回の登録が決まったのは、同住宅の主屋とヒンプン、石垣、井戸の4件。町内ではすでに4件の登録有形文化財があり、今回の「大盛家住宅」によって8件の登録となる。 同住宅は1915(大正4)年の建築で築90年を越える。建築面積114平方メートル。1番座に床の間、2番座に仏間がそれぞれ8畳ある。1番座と2番座、裏座が原形をよくとどめており、伝統的民家の形式が踏襲されている。材料は西表島のイヌマキを切り出して加工したもの。 ヒンプンは長さ6メートル、幅0.6メートル、高さ1.65メートルで、サンゴ石灰岩を加工したもの。木材を加工するように精巧に部材がかみ合わされており、当時の石工の技術の高さをうかがうことができるという。 石垣は延長65.3メートル、高さ1.7メートル、幅0.8メートル。石積みの形式は野面積みで、コンクリートブロックに積み替えられた東側以外の3方は良好に保存されている。 井戸は、直径1メートル、深さ約7メートルの掘り抜き井戸で、サンゴ石灰岩を円形となるように6分割して切り出し、加工した円柱からなる。縦約1.7メートル、横約2.4メートルの洗い場が付属する。

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